心臓・血管系関連試験

血管内皮細胞の機能障害は,心筋梗塞や脳卒中に繋がる動脈硬化症の発症・進展だけでなく,冷え性,腰痛,頸部痛,睡眠障害などにも深く関与しています。この機能障害を防ぐには,内皮細胞における一酸化窒素(NO)酸性促進と酸化ストレスからの保護の両方が必要になります。本カテゴリーに試験では,培養血管内皮細胞を用い,被験物質のNO産生促進効果,細胞への酸化ストレス抵抗性付与効果,創傷治療促進効果,更には動脈硬化発症に直結する炎症性サイトカイン依存的な細胞接着分子の発現抑制効果などを調べます。

細胞遊走抑制

動脈硬化の原因のひとつに血管内膜の斑状肥厚性病変の形成があるといわれています。これは、1)中膜の平滑筋細胞の内膜への遊走と増殖、2)単球の内膜への浸潤とマクロファージへの分化、それに続くマクロファージ内へのコレステロール蓄積(泡沫化)から成る細胞現象です。

本アッセイでは、チャンバーの上室に細胞を試料とともに播種し、細胞が下室に遊走するのを観察し、下室の遊走細胞を定量します。

創傷治癒

傷ついた組織は、血管新生因子による血管新生の増加、細胞増殖および細胞外マトリックス沈着の増加、壊死組織破壊のための炎症免疫細胞による浸潤など複雑かつ構造的なイベントを開始することで創傷領域を修復します。

本アッセイは、まずコンフルエントな培養細胞単層に引っ掻き傷を作製して、細胞群を移動または破壊することで模擬的な創傷となるオープンギャップを作製します。次に、このオープンギャップを細胞が移動し損傷した領域を埋める様子を顕微鏡で時間をかけて観察します。

 

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