試験方法 -お問い合わせの多い試験方法のご説明-

本ページでは、弊社にお問い合わせの多い試験方法とその概略の説明となっています。試験方法からの受託試験をお探しの場合には、こちらのページをご利用ください。RIBMの受託解析サービスは、カスタム対応が特徴です。試験に適した細胞、動物・試験系を選択し、組み合わせることで、お客様のニーズに合わせたカスタム試験系を構築致します。

本ページに記載されてる試験方法は一例です。他の試験系についての情報が必要でしたら、以下の電話番号、または、メールアドレスからお問い合わせください。

bioassay@ribm.co.jp
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MTTアッセイ(細胞生存率測定、細胞増殖率への影響解析)

生細胞のミトコンドリアにに存在する脱水素酵素の活性を測定することで、細胞生存率の測定を行います。脱水素酵素の基質となるMTT〔3-(4, 5-ジメチル-チアゾール-2-イル)-2, 5-ジフェニルテトラゾリウムブロマイド〕は,還元されることで紫色に呈色します。この反応を用いることで、試験対象の毒評価性を行います。検体が毒性を持たない範囲を選択することで、その後の試験への毒性による影響を排除します。他の用法としては、細胞増殖率への影響をMTTアッセイで解析することも可能です。ご要望によっては、MTT以外を用いた細胞生存率測定も可能です。

RT-PCR(Reverse Transcriptional PCR)

RT-PCRは特定の遺伝子(メッセンジャーRNA:mRNA)の発現量を測定する方法です。我々の体を構成するタンパク質の設計図はゲノムDNAに記録されています。ゲノムDNAの一部が、mRNAにコピーされ、これを鋳型としてタンパク質が翻訳(合成)されます。RT-PCRでは、このmRNA発現量の変化を解析します。生体内での反応とは逆に、mRNAを鋳型にcDNA(相補的なDNA)を合成し、その後、PCRと呼ばれる増幅反応でcDNAを指数関数的に増幅します。 DNAの性質は、コードするタンパク質に関わらず一定です。よって、同一の操作、少ない予備検討で、複数の遺伝子ターゲットを簡便かつ、高感度に発現解析することができます。

Western blotting, ELISA

Western blotting, ELISAはどちらも検出対象と特異的に結合する抗体を用いる試験系となります。主なターゲットはタンパク質です。Western blottingは抗体が検出した物質のサイズも確認できます。よって、抗体と非特異的に吸着したタンパク質や、サイズの異なる前駆体などによるシグナルを区別できます。ただし、一度に扱えるサンプルは10数検体までとなります。一方でELISAは96ウェルプレートでの処理が可能であり、同時に多検体、多条件での試験を行うことができます。どちらの試験の場合にも、検出対象特異的な抗体が必要であり、場合によっては、抗体の作成から行う必要があります。

酵素活性測定

細胞の分泌物や細胞内の酵素活性を測定する方法です。酵素にはそれぞれ特異的な基質が存在し、その基質を分解します。酵素活性測定法では、分解すると呈色反応を示す(あるいは減色する)基質を用いることで、酵素活性の測定を行います。また、HPLCなどを利用し、生体内での基質そのものを計測する場合もあります。酵素毎に試験方法は異なり、測定対象は限られます。例としては、SOD活性、アセチルコリンエステラーゼ活性、5αリダクターゼ活性、α-アミラーゼ活性、β-ヘキソサミニターゼ活性などがあげられます。呈色反応以外にも、蛍光反応や化学発光を利用する場合もあります。

次世代シーケンス

次世代シーケンスは、サンプル中のDNA、またはRNAの配列情報を多量に読み込み、ゲノム変異やmRNAの発現量について、網羅的に解析を行います。従来のシーケンスが1反応=1配列であったのに対し、次世代シーケンスでは、数千万の配列情報を一度に取得できます。弊社の機能性評価サービスでは、細胞・動物に検体を作用させた後に、mRNAの抽出して、次世代シーケンスに用います。あらゆる遺伝子について、発現量比較し、検体処理に影響を受けた遺伝子を同定します。試験方法は異なりますが、従来のマイクロアレイに近い試験系となります。

免疫組織学的染色(抗体染色など)

培養細胞や組織内に存在するタンパク質に特異的に結合する抗体(1次抗体)を用いて、染色を行います。通常は、1次抗体と結合する2次抗体を使用し、これに蛍光ラベルが付与してあります。その他にも核染色試薬や細胞骨格染色試薬を組み合わせることで、細胞や組織におけるタンパク質や細胞骨格、ミトコンドリア、オートファジーなどの分布を視覚的に観察することができます。

  • ※試験内容については、検出対象や目的によって試験ごとに最適化いたします。詳細な試験内容や価格、納期については、メールかお電話でお問い合わせください。bioassay@ribm.co.jp TEL 029-896-6500